2009年1月12日

キーボードが101英語キーになってしまう不具合

【現象】:キーボードが101英語キーになってしまう

【原因】
■Windows 2000の場合
Windows 2000ではキーボードの種類が1種類しかもてないため、既定ではHID キーボード デバイスに対して英語 101/102 キーボード配列が指定されている。
USBキーボードはHID キーボード デバイスなので、USBキーボードやUSBバーコードスキャナを接続すると、英語 101/102 キーボード配列が設定されてしまう。
また、106/109キーボード(PS/2タイプインターフェースの通常の日本語キーボード)でも、パソコンの電源管理がACPIモードでインストールした場合、ほとんどのケースでACPI BIOSが接続キーボードが英語 101 キーボードであるという誤ったアンサーを返すために同様の問題が発生する。

■Wiindows XPの場合
Windows XPの クリーンインストール時に Microsoft キーボード製品を接続して認識させた場合や、新規に接続して認識させた場合、デバイスマネージャに101英語キーでキーボードが認識されることがある。
例)
[101/102 英語キーボードまたは Microsoft Natural PS/2 キーボード]
[PC/AT エンハンスト PS/2 キーボード (101/102 キー)]
環境によっては、デバイス名の表示上、異なっているだけで、実際のキー入力は、日本語 106/109 配列で、正常に入力可能な場合もある。


【対策】
■Windows 2000の場合
以下の手順で手動で日本語 106/109 キーボードに変更する
1)デバイス マネージャのキーボードにある[英語 101/102 キーボードまたは Microsoft Natual PS/2 キーボード]をダブルクリック
2)[ドライバ] タブを選択し [ドライバの更新] をクリック
3)ウィザードにしたがい、「このデバイスの既知のドライバを表示してその一覧から選択する」にチェックをして [次へ] をクリック
4)「このデバイス クラスのハードウェアをすべて表示」をチェックして、[日本語キーボード (106/109 キー) ] を選択して [次へ] をクリック
5)ウィザードにしたがってドライバを更新してコンピュータを再起動する

■Wiindows XPの場合
1)[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリック
2)[システム] アイコンをダブルクリックして、[システムのプロパティ] を開く
3)[ハードウェア] タブをクリックして、[デバイス マネージャ] をクリック
4)[デバイス マネージャ] のメニュー バーの [表示] から [デバイス (種類別)] をクリック
5)デバイスの一覧から [キーボード] をダブルクリック
6)変更する 101/102 配列のキーボード デバイス表示をダブルクリック
7) [ドライバ] タブをクリックし、[ドライバの更新] をクリックして、[ハードウェアの更新ウィザード] を開始
8)[一覧または特定の場所からインストールする (詳細)] をクリックして、[次へ]
9)検索とインストールのオプションを選択する画面で [検索しないで、インストールするドライバを選択する] をクリックして、[次へ]
10)デバイス ドライバを選択する画面で [互換性のあるハードウェアを表示] チェック ボックスをオフにし、以下のモデルをクリック
1. 製造元: [(標準キーボード)]
2. モデル: [日本語 PS/2 キーボード (106/109 キー Ctrl + 英数)]
11)[次へ] をクリックして、画面の指示に従う
12)Windows XP を再起動する

【奥の手】
上記の方法でうまくいかない場合、レジストリで直接設定して恒久対策することもできる
※レジストリ編集は自己責任で行なってください!

1)コマンド regedt32 でレジストリエディタを開く
2)HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Services→i8042prtを開く
3)Parametersを開き、右フレームで「Layer Drover JPN」をダブルクリック
4)文字列エディタが開くので、kbd106.dllを入力し、OKで閉じる
5)レジストリエディタを終了し、PCを再起動する