2009年1月7日

IF関数・SUMIF関数・COUNTIF関数の使い分け

・関数は 同じブック内ならばシートを指定すれば有効になる
・エクセルで数式は指定範囲内にあるすべての値を計算するが 条件付きの数式を使う方法は3つ

■IF関数:TRUE (真) または FALSE (偽) の条件に基づいて 2つの値のどちらを適用するのか決定する場合

■SUMIF関数:1つの検索条件に基づいて合計を計算する場合

■COUNTIF関数:指定したセル範囲で検索条件に一致するセルの個数を求める場合


【IF関数の例】

 特定の条件で計算する
  ↓
 [確度]の値に応じて[売上] および [粗利] を計算し、それぞれ[係数修正 売上] と [係数修正 粗利] に計算結果を表示する
 例)[係数修正 売上] の値は [確度] がAなら [売上] x 90%、 [確度] がBなら [売上] x 60% ・・・
  ↓
 IF関数を使って、[売上] および [粗利] に数値を入力するだけで [係数修正 売上] と [係数修正 粗利] に自動的に計算結果を表示させることができる
  IF(I14="","",IF(I14="A",G14*0.9,IF(I14="B",G14*0.6,IF(I14="C",G14*0.3,IF(I14="D",G14*0.1,IF(I14="K",G14*1,"ERROR"))))))

 解説  
  <もしセルS14が空欄ならば、空欄のままにする。あるいはもしセルS14=Aならば、セルI14にはセルG14x90%の値を表示する    ・・・あるいはもし・・・(B,C,Dのそれぞれの場合について同じ条件を繰り返して記述する)    ・・・あるいはもしセルS14=Kならば、セルI14にはセルG14x100%の値を表示する     ・・・あるいはもしセルS14に前述以外の値が入力されたならば、ERRORを表示する>



【SUMIF関数の例】

 特定の範囲内で条件に合ったものの合計を算出する
  ↓
 指定されたセルの範囲内で[確度]ごとの[売上] および [粗利] の合計を加算する
 例)[確度]=Kが入力されているセルのみを検索し、[売上]の合計を算出する
  ↓
 SUMIF関数を使って、[確度]のセルを検索し条件ごとの[売上]計と[粗利]計を算出する
  SUMIF(S14:S30,AG6,Q14:Q30)

 解説
 <セルS14~S30の範囲内で、[確度]=Kだけを検索しその[売上]の合計を表示する>

 ※検索用の[確度]の値は、表とは別のセルにリストとして作成しておくこと
  (表の書式が変わっても参照先として見失わないため)