【0x0000000A IRQ_NOT_LESS_OR_EQUAL】
■エラー原因
・ドライバが不適切なメモリ アドレスを使用している場合に発生
・互換性のないデバイス ドライバ、一般的なハードウェアの問題、および互換性のないソフトウェアが原因となっている場合
・プロセスの IRQL が高すぎる状態で、ページング可能なメモリに対するカーネル モードでのアクセスが行われた場合
■トラブルシューティング
<インストール中に Stop 0x0A エラー メッセージが表示された場合>
1 ) インストールの開始時に 「Setup is inspecting your computer's hardware configuration」 というメッセージが表示されたら、F5 キーを押し、画面の指示に従って、適切なコンピュータの種類およびハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) を指定する。たとえば、1 つのプロセッサが搭載されたコンピュータの場合は、「Standard PC」 HAL を指定する
2) コンピュータの CMOS 設定で次の機能を無効にする
※これらの機能を無効にする方法については、ハードウェアのマニュアルを参照するか、製造元に問い合わせてください
・L2 キャッシュ、BIOS キャッシュ、内部/外部キャッシュ、ディスク コントローラ上のライトバック キャッシュを含むすべてのキャッシュ
・すべてのシャドウ処理
・プラグ アンド プレイ
・BIOS ベースのあらゆるウイルス保護機能
3) コンピュータの起動と Windows のインストールに必要のないアダプタおよびハードウェア デバイスをすべて取り外す。以下のようなアダプタとデバイスが該当する。
・ネットワーク アダプタ
・内蔵モデム
・サウンド カード
・増設ハード ディスク (インストールを完了するには少なくとも 1 台は必要)
・CD ドライブまたは DVD ドライブ (ローカル ハード ディスクからインストールする場合)
4) SCSI アダプタを使用している場合は、次の項目を確認する。(詳細については、ハードウェアのマニュアルを参照する)
・Windows 用の最新版のドライバをアダプタの製造元から入手する
・SCSI コントローラの同期ネゴシエーションを無効する
・SCSI デバイスのターミネータと ID が正しいことを確認する
・すべての SCSI デバイスを SCSI チェーンから切り離す
(起動ドライブまたはインストール先のドライブとして使用する SCSI ハード ディスク ドライブを除く)
5) IDE デバイスを使用している場合は、次の項目を確認する。(詳細については、ハードウェアのマニュアルを参照する)
・オンボードの IDE ポートを 「プライマリのみ」 に設定する
・IDE デバイスの Master/Slave/Only の設定が正しいことを確認する
・ハード ディスク以外のすべての IDE デバイスを取り外す
6) メモリ SIMM (RAM) を確認する。(詳細については、ハードウェアのマニュアルを参照する)
・すべての SIMM の動作速度 (60 ナノ秒、70 ナノ秒など) が同じになるように、速度が一致していない SIMM をすべて取り外す
・メモリに対してシステム テストを実行して、不良 SIMM を取り外す
・可能な場合は、別の SIMM でテストする
7) コンピュータやマザーボードの製造元に問い合わせて、Windows XP の動作およびインストールに関して既知の問題がないかどうかを確認する
製造元から、次のアドバイスが得られる場合もる
・コンピュータ上での診断プログラムの実行
・該当する場合は、コンピュータ BIOS のアップグレードをする
<インストール後に Stop 0x0A エラーが表示された場合>
・サードパーティのソフトウェアやドライバをインストールした場合は、それらを削除するか、読み込まれないように無効にする
・その後、コンピュータを再起動して、そのソフトウェアまたはドライバがエラーの原因であったかどうかを確認する
<インストール後に Windows XP を起動できなくなった場合は、次のいずれかの方法で Windows を復元する>
A 前回正常起動時の構成を使用して復元
B Windows XP インストールを修復して復元
1) ウイルス対策プログラムおよび BIOS レベルのウイルス保護をすべて無効する
(詳細については、該当するソフトウェアのマニュアルまたはオンライン ヘルプを参照する)
2) CD ドライブまたは DVD ドライブが、最優先起動デバイスになっていることを確認する
(この方法については、コンピュータのマニュアルを参照する)
3) Windows XP の CD を CD ドライブまたは DVD ドライブに挿入し、コンピュータを再起動
4) Press any key to boot from CD" というメッセージが表示されたら、任意のキーを押して Windows XP の CD-ROM からコンピュータを起動
5) CD-ROM からコンピュータが起動すると、システムによってハードウェアが確認されるので、次のいずれかのオプションを選択する
・Windows XP のセットアップを開始するには、Enter キーを押す
・インストール済みの Windows XP を回復コンソールを使用して修復するには、R キーを押す
・Windows XP をインストールしないでセットアップを終了するには、F3 キーを押す"
6) Enter キーを押す
7) F8 キーを押して、使用許諾契約書に同意する
8) インストール済みの Windows XP の一覧が表示されるので、次のいずれかのオプションを選択する
・選択した Windows XP を修復するには、R キーを押する
・修復しないで別の新しい Windows XP のインストールを続行するには、Esc キーを押する
9) R キーを押す
※ハードウェアに変更を加えた場合は、Windows XP の修復後に、ライセンス認証手続きを再度行う
C ドライバのロールバック機能を使用して復元
D Windows XP のシステムの復元機能を使用して復元
E 回復コンソールを使用して復元
F Windows が FAT パーティションにある場合は、MS-DOS を起動して、問題のソフトウェアやドライバの名前を変更する
関連:KB307852, KB283657, KB306084, KB 307654