【0x0000007B INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE】
■エラー原因
・起動プロセスの実行中に起動ドライブにアクセスできなくなった
・ハードウェアの不具合
・マザーボードを取り替えた後、新しいマザーボードに内蔵されている IDE コントローラで使用されているチップ セットが元のマザーボードと異なる
■トラブルシューティング
コンピュータがブート セクタ ウイルスに感染している場合
A コンピュータへのウイルスの感染が疑われる場合、または感染が確認された場合は、最新のウイルス対策ソフトウェアを入手する
B ウイルス対策プログラムでウイルスを駆除してシステムを修復することができない場合には、パーティションを再度作成し、ハード ディスクをフォーマットしてから、Windows XP を再インストールする
デバイス ドライバに問題がある場合
以下の状況に該当する場合、"STOP 0x0000007B" エラーが表示される場合がある
• コンピュータのブート コントローラが必要とするデバイス ドライバが、スタートアップ処理時に開始するように構成されていない
• コンピュータのブート コントローラが必要とするデバイス ドライバが破損している
• Windows XP レジストリ内の情報 (スタートアップ処理時に読み込まれるデバイス ドライバに関する情報) が破損している
1)Windows XP では、コンピュータの起動に使用されるハード ディスク コントローラとの通信に、ミニポート ドライバが必要
2)コントローラおよび Windows XP と互換性のある有効なドライバに置き換える必要がある
3)Windows XP インストールの第 1 段階では、セットアップにより次のメッセージが画面の最下部に表示されるので、OEM の大容量記憶装置用ドライバをインストールするには F6 キーを押して、指示に従う
Press F6 if you have to install a third-party SCSI or RAID driver.
ハードウェアに問題がある場合
1)ブート コントローラと別のコントローラとの間で、IRQ または I/O ポート アドレスの競合していないかどうかチェック
2)最近、新しいハードウェアを追加した場合は、新しいハードウェアを取り外すか、他のインストール済みコントローラのリソースと競合しないように、新しいハードウェアを再構成する
SCSI ハード ディスクを使用している場合
1)SCSI チェーンが正しくターミネートされていることを確認する
2)使用していない SCSI デバイスを取り外し、各 SCSI ID が一意であることを確認する
ドライブ変換が必要な場合
1)有効になっていて、変更されていないことを確認する
※たとえば、最近コントローラを交換した場合、この問題が発生する可能性がある
マザーボードを取り替えた場合
1)Windows XP のインプレース アップグレードを実行する
2)新しい IDE コントローラがハード ディスクを異なったサイズとして検出した場合には、ハード ディスクでパーティションの再作成とフォーマットを行い、Windows XP を再インストールする必要がある
その他
A ブート ボリュームが破損していて、Windows XP でマウントできない
1)ファイル システムが破損していて、スタートアップ処理中に Windows XP がブート ボリュームをマウントできない場合、ドライブを取り外して Windows XP を実行している別のコンピュータに装着し、そのドライブに対して chkdsk コマンドを実行する。
2)またはそのドライブの別のフォルダに Windows XP のパラレル インストールを作成する
3)ファイルのコピー前に Windows XP セットアップ プログラムによりボリュームの整合性がチェックされ、一部の問題が修正されることがある
B Windows NT 4.0 で作成されたミラー化されたブート パーティションに Windows XP をインストールしようとしている
1)Windows XP では、Windows NT 4.0 の Ftdisk ボリューム セットはサポートされない
2)Windows 2000 を実行中の場合、Windows XP へのアップグレード前に、すべての Ftdisk ボリューム セットをダイナミック ボリューム セットに変換する必要がある
3)Windows NT 4.0 を実行中の場合は、Windows XP へのアップグレード前に、すべてのミラーの解除を行い、ストライプ、RAID 5、または拡張されたボリューム セット上のすべてのデータをバックアップする
4)アップグレード後は、Ftdisk セットにアクセスできなくなる可能性がある
関連:KB49500, KB313348, KB314082, KB315341